Basic Attention Token (BAT) を使ってウェブサイトをマネタイズする
はじめに
Brave Browser が話題になっている。広告非表示で快適にブラウジングできるのが評判だけど、本来は暗号通貨の Basic Attention Token (BAT) を使いブラウザ上で投げ銭を可能にし、トラッキング広告に代わるクリエイターの収益源を提供する、というのがソフトウェアの趣旨になっている。
これまで BAT は Binance や Kraken など海外の暗号通貨取引所でしか購入できず、投げ銭に参加するハードル自体が高かった。しかしここ最近日本の取引所でも取り扱いが始まり、盛り上がりを見せてきたので当サイトも投げ銭に対応した。
以下導入するさいの手順を簡単にまとめる。
Brave Rewards に登録する
自分のウェブサイトで BAT トークンの投げ銭を受けるためには、まず Brave Rewords にクリエイター登録をし、自分が所有しているウェブサイト・SNS アカウントを紐付ける。
Become a Creator - Brave Rewards
ここではこのサイト https://horimisli.me で投げ銭ができるようにする。Brave Rewards は個人サイト以外にも YouTube、Twitter、GitHub などのサイトが対応している。
.well-known 配下に認証ファイルを設置する
Brave Rewards アカウントとウェブサイトを紐づけるために認証ファイルをサイト上に設置し、 /.well-known/brave-rewards-verification.txt
でアクセス可能にする。
認証ファイルは Brave Rewards ダッシュボードからダウンロードでき、このサイトだと以下から見ることができる。
https://horimisli.me/.well-known/brave-rewards-verification.txt
Brave Browser で動作を確認
ここまで終えたら Brave Browser 上で動作を確認する。設定が正しければ、アドレスバーの BAT アイコンをクリックすると認証済みクリエイターであることが表示される(反映まで最大 48 時間程度かかるようなので、ステータスが変わってなければ待つ)。
自分で自分に投げ銭してみたところこんな感じになった。 つど投げ銭するだけでなく、定額での支援機能もある。個人サイトや Twitter・GitHub といったサイトでこうしたマネタイズができるのは面白い。
まとめ
Brave Rewards でウェブサイトの投げ銭に対応する方法を紹介した。
まだ暗号通貨ウォレットの扱いが一般ユーザには敷居高く感じるが、暗号通貨の活用方法としては意義がわかりやすく、盛り上がるとブログを書く側としても恩恵があるので応援したい。