SIGMA fp を一週間レンタルした
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カメラレンタルのGooPass にお試しで課金して、前から気になっていた SIGMA fp を 1 週間ほど試した。
5 年以上使ってきた Fujifilm X100T の買い替え先候補として試したんだけど、使っていてとても楽しい機材だった。
Fuji のコンデジユーザ視点も交えた良かった点。
- フルサイズだけど十分軽い(キットレンズなら、だけど)。大体 Fujifilm X-T2 に XF35mm F1.4 を付けてるくらいの重さかな? 嵩張り具合的もウェストポーチに収まるレベルなので扱いやすく、これならフルサイズに行っても…という気持ちになった
- ティール&オレンジの色がおしゃれ。撮って出し JPEG の満足度がとても高いので、フィルムシミュレーションから離れられないという Fuji ユーザでも満足できそう
- シネスコ撮影するだけでエモい絵が撮れる。構図の取り方も普段と違うので新鮮な気持ちで楽しめた
特にシネスコは本当に楽しくて、比率を変えるだけで撮影体験ってこんなに変わるんだなと感動した。これはある程度じっくり撮影しないと得られない感想だった。
ここまではまぁカタログ見れば分かりそうな感想だけど、一定時間使ってみて気づいたデメリットも幾つかあった。
- 見た目通りなんだけどグリップ感が全くない。引っ掛かりがない上にそこそこ重いので、片手で持ってると疲れるし、落しそうな不安が常にあった
- 軍艦部のダイアルの少なさ。慣れもありそうだけど、やっぱり ISO や SS をダイヤルで調節できる Fuji のカメラは便利
- 電源スイッチが筐体左側にあるのは使いにくい。自分は右手でスッと取り出し電源を入れて素早くスナップ、という使い方が多いんだけど、それができないのはかなり不便
- 起動時間が結構遅い。5 年落ちの X100T が 0.5 秒で起動するのに対し fp は 1 秒以上待たされるので、前述のようなスナップ用途ではもどかしさがあった
結局主に予算的な都合で fp を買うのは見送ったけど、 1 週間使ってみて大勢の人が fp を絶賛することに納得がいった。
余談だけど Goo Pass でのレンタル体験も素晴らしかった。梱包がすごく工夫されていて、返送時は同梱の梱包材に機材を包んでガムテープなしで箱を封できるようになっている。借り放題サービスのペインポイントがしっかり解決されていて、fp を返却した後も Sony α7 や Fuji の X マウントレンズを借りたりとサービスを満喫した。一旦目的の機材は一通り試して解約したけど、また機会があったら使いたい。